やさしいもん

管理栄養士のもんです。理論上ではなくみんなに優しい食生活を提案します。

プロテインの使い方、、大丈夫?

見落としがちなプロテインの落とし穴

こんにちは。管理栄養士のもんです。

今回は最近流行のプロテインについて私の意見を書いていきます。

みなさんはどんな目的でプロテインを飲んでいますか?筋肉を増やすため?体型維持のため?ダイエットのため?

プロテインは手軽に摂れるのでとても魅力的ですよね。でもそれは本当に必要なのか?疑問に思うときがあります。

 

プロテインは本来、運動量がとても多く、食事だけではたんぱく質を補いきれないというアスリートの方々が飲むものでした。

通常の運動量の方でしたら普段の食事で十分だと思います。

プロテインを飲む量と運動量が見合っていない場合はきちんと脂肪になってしまいます。

 

食事の中できちんとたんぱく質を摂れていればプロテインを飲まずとも必要なたんぱく質量は確保できています。プロテインのような濃度の高いアミノ酸を一気に摂取することで肝臓や腎臓に負荷がかかりすぎてしまうので注意が必要です。肝臓や腎臓は自覚症状なく不可逆的に悪化してしまうので気を付けましょう。お酒を飲んでいる方だと余計に負荷がかかってしまいますね。

 

ダイエットのために食事量を減らしてプロテインを摂るとなると、例えば肉に含まれるビタミンB群、魚に含まれるEPAビタミンD(骨代謝に重要)など、他の様々なビタミンやミネラルが不足してしまいます。特にビタミンDは含まれている食材が限られているので食事の中で上手に摂取していく必要があります。

ビタミンやミネラルが不足すると肌荒れや体調不良にも繋がってしまいます。

 

脂質がどうしても気になるのであれば脂質の少ない鶏むね肉やささみを取り入れてみるのはどうでしょうか?

調理法でも工夫できますよ。茹でると油が落ちますし、蒸し料理にすれば油を使わずに調理できます。

 

プロテインには人工甘味料や添加物が含まれているものも多いので注意が必要です。

 

糖質や脂質、たんぱく質という三大栄養素だけでなく、様々なビタミンやミネラルに支えられて健康でいられるということを常に頭に入れておくことがとても大切です。全ての栄養素のバランスが大事なんです。それらを十分に摂っていくには普段の食事を気を付けることが一番です!

各食材でしか摂ることのできない栄養素もありますしね。

しかもサプリメントプロテインに頼るより経済的です☆

 

ついつい手軽に健康になる方法に逃げがちですが、できる工夫をしていけるといいですよね。