やさしいもん

管理栄養士のもんです。理論上ではなくみんなに優しい食生活を提案します。

体型管理 頑張る人ほど挫折します!

体型管理に挫折したスポーツ選手の食事の摂り方

こんにちは

今回は体型管理が必要なスポーツをしているが挫折してしまった方、苦しんでいる方、辛くてやめたいと悩んでいる方に向けて同じ経験をした管理栄養士の立場として考えを書いていきます。

 私は小学校から大学までフィギュアスケートをしていました。まじめな性格から摂食障害に苦しみスランプもありました。管理栄養士になるために食の勉強を重ねるうちに摂食障害を克服できた経験を活かしてみなさんが悩んでいる食の悩みや体型等について書いていきたいと思います。

 

結論

 体型管理をしながら競技生活を続けるために大切なことは最低限の食の知識を身につけて簡単なルールを守りながら自由に食べることです!

 

 自由に食べていいの?と思うかもしれませんが正しい食の知識を身につけてそれを実践できれば甘いものもジャンキーなものだってたまには食べていいんです。どんなことも我慢し続けるのは心にも身体にもよくありません。自分に厳しくしすぎてストレスを溜めることで不眠や競技力の低下、発育阻害等様々なことに影響してしまいます。

 まじめな方ほどネットやSNSで多くの情報を収集し惑わされ極端な食事制限をしてしまいます。焦れば焦るほど自分にルールを課し気づいたら自分のルールに縛られ疲弊する。そしてその反動が来て落ち込み自分を責める。

 自分に厳しくすればその反動が来ることは当たり前です。そんなに厳しくしなくても大丈夫。もっと楽に考えれば、もっと楽に楽しく食事を楽しみながらスポーツを頑張ることができますよ。

 

正しい食の知識、簡単なルールとは

 みなさんは日本の伝統的な食事である和食の食事様式をご存じですか?

 和食は一汁三菜を基本としています。一汁三菜は主食(ご飯)、汁物、主菜(肉・魚)、副菜で構成されています。この一汁三菜は栄養バランスが整ったとても理にかなった構成となっています。器ごとにメインとなる栄養素が決まっているため、この一汁三菜(一汁二菜)を揃えることでバランスの良い食事を摂ることができます。学校給食は一汁三菜が揃っていますよ!

まずは一汁三菜(二菜)の食事を1日1回、できれば2回以上摂るようにしましょう。汁物は塩分過多を防ぐため1日1回でも大丈夫です。

 外食するときや洋食のときには一汁三菜なんてむり!と思うかもしれません。しかしそんなことはありません。一汁三菜の基本を知っていれば和食スタイルになっていない際にもバランスよく食事を選ぶことはできます☺

 例えばミートソーススパゲッティを食べたい!と思った際…

 スパゲッティはパスタとミートソースに分けられます。この時パスタは主食、ミートソースは主菜に分類できます。あと足りないのは汁物、副菜になりますね。ここで野菜スープ、サラダを選べば一汁二菜を揃えることができます。

 

もし経済的な理由で外食するときにそんなには食べられない…と思ったらその前後の食事で調整するようにしましょう。特に外食する際には野菜が不足しがちなので家で食事する際には積極的に野菜を摂るように心がけましょう。

 

さあ、ルールはこれだけです!

 もちろん突き詰めればごはんの量やたんぱく質量、塩分など考えることはたくさんあります。しかし、今、食事にストレスを抱えているのであれば細かいことを考えながら食べるのはストレスになります。できる限り主食・主菜・副菜が揃った食事を心がけ、その中で自由に楽しく食べてください!食事を楽しく食べられるようになったら補食のとり方など細かいことを学んでいくのもいいかと思います。まずは焦らず、楽しく競技を続けられることを考えていきましょう!それが一番の上達の秘訣だと思います☺

 

 今後は細かい食事管理の方法などについても触れていきたいと思います。