やさしいもん

管理栄養士のもんです。理論上ではなくみんなに優しい食生活を提案します。

夏バテ予防 包丁いらずのそうめんアレンジレシピ


夏バテ予防 らくちんそうめんアレンジレシピ


こんにちは

新米管理栄養士です。

今回は疲れているときでも簡単に作れるそうめんのアレンジレシピを紹介します。

食欲がなくても食べやすいレシピとなっています!

 

材料(1人分)

そうめん 

だいこん         100g

ツナ缶(油も入れてOK)   1缶

刻みねぎ(ハサミでカット)  適量

梅干し          1個

刻みのり         適量      

しょうゆ          大さじ1/2

みりん          大さじ1/2

レモン汁         小さじ1/2

(面倒な場合、調味料をめんつゆに変えてもOK)

 

作り方

  1. そうめんをパッケージの表示時間茹でる
  2. 大根をおろし、ツナ缶を汁ごと混ぜる
  3. 調味料の半量を2.の大根に混ぜる
  4. そうめん、3.刻みねぎ、梅干し、のりの順に盛り付ける
  5. 残りの調味料をかける
  6. 完成!

他にも大葉やレモン、トマト、卵などを添えてもおいしいです

おうちにある食材を適当に乗せて食べてください!

 

サプリメントは飲めば飲むほど体にいい?

サプリメントは体にいい?

こんにちは。

今回は管理栄養士の立場からサプリメントについて書いていきたいと思います。

 

 現在、美容や健康維持のために健康食品やサプリメントを使っている人はとても多いですね。健康に対する意識を高くもつことは素晴らしいと思います。しかし、自己判断でサプリメントを使うのは大変危険です。正しい知識を身につけて上手に活用するようにしましょう!

 

結論

 サプリメントを飲むほど美容や健康に良い、サプリメントをできる限り使った方が良いというのは間違った考えです。人間は昔から食事・運動・睡眠で健康を維持しています。人が1日に必要な栄養素の量は決まっています。バランスよく食事を摂っていれば通常栄養素が不足することはあまりありません。つまり、この3つの軸を大切に毎日を過ごすことが健康への近道です。

 supplement(サプリメント)は”補う”という意味を持っています。つまり、サプリメントは普段の生活で不足してしまう栄養素を補うものです。したがって食事代わりに摂取することはあまり推奨されていません。病院に行くほどでもないがなんとなく体調がすぐれないときや忙しいとき、妊娠中やスポーツで栄養素が不足しているとき(医師、薬剤師、管理栄養士と要相談)に正しく使いましょう。

 

目次

  1. サプリメントとは
  2. 複数のサプリメントの使用で過剰摂取の危険
  3. 医薬品との飲み合わせ
  4. ”天然”・”自然”の落とし穴

サプリメントとは

 まず、サプリメントは医薬品ではなく食品に分類されています。つまり、医薬品のように病気を治療する効果はありません。しかしながら食品であるからといってたくさん摂取しても害がないというわけではありません。あくまで食事の補助という形で使うようにしましょう。

 また、サプリメントを購入する際には以下の点に注意しましょう

 成分表示・含有量:

 サプリメントを選ぶ際、有効な成分に目が行きがちですが、きちんと成分表を確認 し、どんな成分が入っているか確認するようにしましょう。また、成分の量の表示がな い製品は有効性や安全性に保障がない製品です。成分の含有量も確認してサプリメントを購入するようにしましょう。

 製造業者や販売者の名前・問い合わせ先:

 食品表示法により、販売責任者の名称は明記することが義務付けられています。購入後のトラブルを防ぐためにも問い合わせ先も含めきちんと確認するようにしましょう。

 

複数のサプリメントの使用で過剰摂取の危険

 サプリメントはその製品1つ1つについては成分量の調整がされていたとしても、複数のサプリメントを同時併用することで過剰摂取に繋がることがあります。また、サプリメント同士の組み合わせや、食事や薬との組み合わせにより体調が悪くなった際、体調を崩した原因が何かを特定することが難しくなってしまいます。

 日本人の1日に必要な推定栄養素量は食事摂取基準により定められています。通常、十分なエネルギーを摂取しバランスのとれた食生活を送っていれば栄養素が不足することはほとんどありません。したがって、あえてサプリメントを摂取する必要はないのです。サプリメントは美容や健康にとって魅力的な文言で宣伝をしていることが多いと思います。また、憧れの有名人やインフルエンサーが宣伝する健康食品・サプリメントに魅力を感じてしまうことがありますよね。健康になりたい!美しくなりたい!と思う気持ちは素晴らしいと思いますが、安易な気持ちでサプリメントを使うのはよくありません。

 

医薬品との飲み合わせ

 薬を飲んでいる方はサプリメントの摂取には十分注意してください。サプリメントの成分によっては薬の効果が弱くなったり、副作用が強くなってしまったりすることがあります。また、薬の成分とサプリメントの成分に共通するものが含まれる場合、過剰摂取で体調を崩してしまいます。これらの事例は数多く報告されているため、どうしてもサプリメントを使うのであれば医師・薬剤師に相談しましょう。

 例:抗生物質×鉄サプリメント⇒薬効の減弱

   酸化マグネシウム便秘薬×青汁⇒マグネシウムの過剰摂取(腹痛、下痢等)

 

天然”・”自然”の落とし穴

 サプリメントや健康食品には、天然や自然由来と記載して販売しているものがあります。天然・自然由来のものと聞くと安全なものだ!と思う方も多いかもしれませんが、必ずしも安全であるというわけではありません。有害物質や不純物が除去しきれていない可能性や明らかになっていない成分が含まれてしまっている可能性があります。また、様々な成分が含まれていたり成分が凝縮されていたりするためアレルギーを発症してしまう可能性もあります。広告や製品の文言に惑わされず、原材料を確認するようにしましょう。

 

まとめ

 サプリメントの良い評価だけを鵜呑みにせず、きちんと自分でその製品を確認して購入するようにしましょう。また、基本的にはバランスの良い食事をこころがけ、睡眠・運動にも気を付けながらサプリメントに頼りすぎない生活を営むことが重要です。

 

体型管理 頑張る人ほど挫折します!

体型管理に挫折したスポーツ選手の食事の摂り方

こんにちは

今回は体型管理が必要なスポーツをしているが挫折してしまった方、苦しんでいる方、辛くてやめたいと悩んでいる方に向けて同じ経験をした管理栄養士の立場として考えを書いていきます。

 私は小学校から大学までフィギュアスケートをしていました。まじめな性格から摂食障害に苦しみスランプもありました。管理栄養士になるために食の勉強を重ねるうちに摂食障害を克服できた経験を活かしてみなさんが悩んでいる食の悩みや体型等について書いていきたいと思います。

 

結論

 体型管理をしながら競技生活を続けるために大切なことは最低限の食の知識を身につけて簡単なルールを守りながら自由に食べることです!

 

 自由に食べていいの?と思うかもしれませんが正しい食の知識を身につけてそれを実践できれば甘いものもジャンキーなものだってたまには食べていいんです。どんなことも我慢し続けるのは心にも身体にもよくありません。自分に厳しくしすぎてストレスを溜めることで不眠や競技力の低下、発育阻害等様々なことに影響してしまいます。

 まじめな方ほどネットやSNSで多くの情報を収集し惑わされ極端な食事制限をしてしまいます。焦れば焦るほど自分にルールを課し気づいたら自分のルールに縛られ疲弊する。そしてその反動が来て落ち込み自分を責める。

 自分に厳しくすればその反動が来ることは当たり前です。そんなに厳しくしなくても大丈夫。もっと楽に考えれば、もっと楽に楽しく食事を楽しみながらスポーツを頑張ることができますよ。

 

正しい食の知識、簡単なルールとは

 みなさんは日本の伝統的な食事である和食の食事様式をご存じですか?

 和食は一汁三菜を基本としています。一汁三菜は主食(ご飯)、汁物、主菜(肉・魚)、副菜で構成されています。この一汁三菜は栄養バランスが整ったとても理にかなった構成となっています。器ごとにメインとなる栄養素が決まっているため、この一汁三菜(一汁二菜)を揃えることでバランスの良い食事を摂ることができます。学校給食は一汁三菜が揃っていますよ!

まずは一汁三菜(二菜)の食事を1日1回、できれば2回以上摂るようにしましょう。汁物は塩分過多を防ぐため1日1回でも大丈夫です。

 外食するときや洋食のときには一汁三菜なんてむり!と思うかもしれません。しかしそんなことはありません。一汁三菜の基本を知っていれば和食スタイルになっていない際にもバランスよく食事を選ぶことはできます☺

 例えばミートソーススパゲッティを食べたい!と思った際…

 スパゲッティはパスタとミートソースに分けられます。この時パスタは主食、ミートソースは主菜に分類できます。あと足りないのは汁物、副菜になりますね。ここで野菜スープ、サラダを選べば一汁二菜を揃えることができます。

 

もし経済的な理由で外食するときにそんなには食べられない…と思ったらその前後の食事で調整するようにしましょう。特に外食する際には野菜が不足しがちなので家で食事する際には積極的に野菜を摂るように心がけましょう。

 

さあ、ルールはこれだけです!

 もちろん突き詰めればごはんの量やたんぱく質量、塩分など考えることはたくさんあります。しかし、今、食事にストレスを抱えているのであれば細かいことを考えながら食べるのはストレスになります。できる限り主食・主菜・副菜が揃った食事を心がけ、その中で自由に楽しく食べてください!食事を楽しく食べられるようになったら補食のとり方など細かいことを学んでいくのもいいかと思います。まずは焦らず、楽しく競技を続けられることを考えていきましょう!それが一番の上達の秘訣だと思います☺

 

 今後は細かい食事管理の方法などについても触れていきたいと思います。